手動アップデート (改造済みユーザー向け)
このページは、LINE Harness のコードを自分で書き換えている人(いわゆる fork ユーザー) 向けです。改造していない場合は、アップデートのトップページに書かれている自動アップデート手順を使ってください。
「改造している」とは
自分のサーバーにインストールした ~/.line-harness/ 配下のソースコードを書き換えて、独自の機能を入れている状態を指します。例:
- 独自の Webhook ハンドラーを足した
- UI のテキストやスタイルを書き換えた
- 独自プラグインを
src/直下に追加した - migration ファイルを編集した
アップデート時に、line-harness のリリースに含まれる ファイル群とユーザー環境のファイルを SHA-256 ハッシュで照合します。 1 つでも差分があれば「fork detected」と判定し、自動アップデートを停止します。
なぜ自動アップデートが無効化されるか
自動アップデートはファイルを丸ごと上書きします。改造済みのファイルを 上書きすると、あなたが入れた独自機能が消えてしまいます。 これを防ぐため、ハッシュが一致しないファイルがあれば ユーザーの判断に委ねる設計になっています。
代わりに、自分で git pull してコンフリクトを 解決してからデプロイする「手動アップデート」を実行してください。
手動アップデート手順
サーバーに SSH で入り、以下のコマンドを順番に実行します。
# 1. line-harness のインストールディレクトリに移動
cd ~/.line-harness
# 2. 最新版を git で取得
git pull origin main
# 3. 依存をインストールしてビルド
pnpm install
pnpm build
# 4. Cloudflare Worker にデプロイ
npx wrangler deploy
# 5. /health で動作確認
curl https://YOUR-WORKER.workers.dev/health通常はこれだけで完了します。所要時間は 2〜5 分程度。 ビルドエラーや wrangler デプロイエラーが出たら、トラブルシューティングを確認してください。
コンフリクトが出たら
git pull で merge conflict が発生した場合は、 以下の流れで解決します。
git statusでコンフリクト中のファイルを確認- 各ファイルを開いて
<<<<<<< HEADから>>>>>>>までを手動マージ git add <file>でステージgit commitで merge コミットを作るpnpm buildが通ることを確認- 可能ならローカルで
pnpm testを実行 - 問題なければ
npx wrangler deployで本番反映
コンフリクト解決に自信がない場合は、本番デプロイの前に 一度ステージング (別の Worker / 別の D1) で検証することを強く推奨します。
CLI から一括実行する場合
create-line-harness CLI でも手動アップデートを補助できます。
npx create-line-harness updateこのコマンドは、改造済み環境を検出すると 「fork detected」と表示してユーザー確認を求めます。 差分の概要を表示したうえで、続行するかどうかを y/N で聞かれます。 続行を選ぶと、git pull + pnpm build + wrangler deploy までを自動で実行します。
ただし、コンフリクト解決には対応しません。コンフリクトが発生する 可能性がある場合は、上の「手順」を手動で実行する方が安全です。